兄弟神社は仲良し?──まいまい京都@紫野その2
まいまい京都@紫野旅レポート第2弾。
前回の続きから。今回はこの辺り↓
住宅街をてくてく歩きまして、やって来ました。
玄武神社。地図だと真ん中の方に名前出てますね。
この辺りは昔の都の北側に位置するので北の玄武です。
平安の時代の惟喬親王が祀られている神社。
この方は、親王ながら、母親が紀氏で力が弱くて天皇になれなかったので、
後世の人がそれを悼み、親王愛用の剣を祀ったのが神社の始まりとのこと。
すぐ近くは今宮神社の御旅所。
なので、パーキングの名前が……(笑)
さて、場所を移して、堀川通に向かいます。
北大路堀川の交差点から少し南に行くと、ひっそりとあるのが、
小野篁と紫式部のお墓です。
島津製作所の一角にあります。
こちらは紫式部。
右隣に小野篁。
地域の皆さまが清掃を行ってくださるおかげで、
静かでキレイな空間になってます。
あまり人は来ないので、一人ゆったりと平安の都に思いを馳せるのもいいかも。
さて、再び住宅街に戻りまして、やってきたのは若宮神社。
地図だと若宮横町の辺り。ズームしていただけると名前が出てきます。
こちらは、玄武神社に祀られる惟喬親王の弟、清和天皇が祀られております。
清和天皇は藤原氏の後ろ盾があったので、物心付く前に、兄の惟喬親王を蹴落として天皇の位につくことになりました。
兄を敬って、というのは、見る側の勝手な妄想ですが、こちらの神社の表は、玄武神社の方を向いております。普通は東向きに入口を建てることはあまりないので、そんなふうに考えられているそうです。
まぁ、単に新しく道ができたからこちらを向いた、のが実態みたいですけど(笑)
中にはご近所の誰も謂れが分からないキリスト風の灯籠が置かれてます。
誰か知っている人に教えて欲しいくらいだそうで、誰か知りません?
そこそこ新しいようなので、大した謂れはないかもしれませんがね(笑)
そんな感じで、平安の兄弟愛を妄想しつつ、次のスポットへ移ります。
(続く)