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心静かに弘法様に参る──まいまい京都@西賀茂その1

先月も行ってきたまいまい京都。
先週末、3コース行ってきたので、今日からそのレポートシリーズ。

まいまい京都とは → 京都をまたにかけるミニツアー

前回のレポート → まいまい京都@紫野その1 その2 その3

 

まずは、京都の北に広がる西賀茂地区を歩く旅でございます。

f:id:mizore515:20140414214544j:plainまず訪れたのは、京都三弘法の一つ、神光院
他二つ、東寺世界遺産)、仁和寺(御室桜が有名)と比べれば、知名度が落ちるせいか、土曜日の昼間でも静かなもの。

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厄除弘法大師道、とあります。
元々は、違う場所に立っていたもよう(笑)

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こちらの神光院は、幕末、勤皇派の歌人、大田垣蓮月が住まい、
この建物で、焼物の制作などを行っていたそうです。
焼物に、歌、書などなど。
お金にならない文化的なことに精を出した人だったようです。

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後ほど伺った西方寺さんの墓地の中にひっそりとお墓も。
桜の大木の下に、他のお墓とは違ってぽつりと立っていました。
こちらは参り墓で、埋め墓は別ではないか、とのこと。

ちなみに同じ墓地に、北大路魯山人のお墓もあるそうです。
ただ、北大路家の墓が2つあって、お参りしている人にお尋ねしても、
どちらが魯山人の墓かは不明だそうです。

f:id:mizore515:20140414214621j:plain神光院の中に戻りまして、こちらの池は、今は溜池ですが、
昔は北から流れてくる川の水が入ってきていたそう。
昭和の区画整理で、道が出来て、水源が分断されてしまったとのこと。
だから焼物をできたのね。

今回の旅、母校の小学校の近所で、神光院は何度も前を通っていましたが、
入ったのは今回初めて。
ぽっぽぽっぽと、普段見かけるドバトでなくて、
本来このぽっぽという鳴き声のもとになるキジバトの声が聞こえる
静かで心落ち着く雰囲気のお寺でした。

旅の続きは次回へ。