うちの実家の土地は意外と歴史ある場所だった──まいまい京都@御土居その5
今回から御土居シリーズ、午後旅編です。
御土居の北西角周辺を見ていきます。
(前回まではこちら。その1、その2、その3、その4)
旅の始まりは、大宮御土居の近く。
えっと、個人的なことを言うと実家の近く(笑)
まずはジャブで御土居マンション。
京都市内でも珍しい「御土居」と名のつくマンションです。
賃貸なので住めます(笑)
たぶん、大学生とか普通に知らずに住んでます。
そのすぐそばにある招善寺。
大宮御土居の管理を任されていたお寺。
お寺が管理していたため、建設業者が手を出すこともなく、現在でもかなり当時のまま御土居が残っているらしい。
てなわけで、大宮御土居。
どーん。
たまに雑草の刈取りをしているのを目にします。
ここから実家には5分ほどです。
毎日出かけるたびにここの前を通ってたので、旅の友の皆さまがおおー!とテンション上げてらっしゃるのを見てビックリ。
そ、そんなすごいものだったんですね。
もう少しありがたがります(笑)
そばの坂を登りまして八坂神社。
有名な祇園にある神社とは神様が同じ。
江戸時代の古地図にも載るくらい古いお寺(知らなかった!)
夏祭りとか、夏休みのラジオ体操とかここでやってました。
ちなみに実家まで徒歩1分(笑)
実は鳥居がベンチになっていた。
おそらく古い鳥居を使ったのであろう。
知らずに座ってました。ありがたやー。
さて、この八坂神社が面する坂道。
幅狭い道の両サイドにところどころ町屋風の住宅が並びます。
(写真取り逃してた。。。)
江戸時代、医者の野間玄琢がこの辺りの土地を拝領し、薬草園をつくったらしい。
ので、区画ごとにどーんと長屋が並ぶ村だったようです。
我が家がアパート縦割りしたような形式なのは、その名残なのかしらん(適当)
とはいっても、うちの家は父が小学生の頃に引っ越してきたらしいので、そんな古くからの家系ではございません。そういう方もいるかもしれませんが。
さて、この辺りは、御土居の外、洛外なのですが、それなりに栄えた集落だったみたい。いまだに狭い坂道なのに市バスは通るし、交通量もそれなりにあるし。
まぁ、昔の街道で、平地みたいに広い新道ができることもなかったから、今でも生活道なんでしょうね。
免許取ったときは、戦々恐々でしたよ(遠い目)
今でもバスと離合したくはありませんが(笑)
それでは、今回、下から見上げた大宮御土居。
今度は上から見下ろしてみましょう。
ステキなハプニングもありました。