ちーさんのイイネあつめ

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【感想】第4回短編小説の集い

応募は間に合わなかったので、今回初めて感想をば書いてみました。
各作品、二言三言な感じです。

 

各作品感想

タイプの違う男子大学4年生3人の日常。
なんでもない感がザ大学生って感じでゆるゆるとした読み応え。
男3人つんるでる風景って現実で知らないので面白い。
どこの方言かわからんけど、知らないやつだから読むときそこだけ引っかかった。

 

祖母と思い出のお菓子の話。
うすらぼんやりとした思い出と現在との対比が浮き上がる印象。
きれいにまとまった話で尊敬します。
作中のお菓子、初めて聞きました。ちょっと気になる。

 

女子小学生2人──貧乏な子と金持ちな子の話。
美香の家のキレイさと、璃子が自分の姿をみすぼらしく語る姿が対照的。
こういうことってままあるんだろうなぁ、と思いながら読みました。
ほの暗くて甘い、やめられないとまらないなお菓子みたいな誘惑の物語。

 

少女二人が繰り広げるゲーム。
なんか退廃的なイメージがまとわりついて離れなかった。
途中、あ、これ、舞台現代だわ、と何度か思うほどファンタジック。
とりあえず、そのポジションお菓子じゃなくていいじゃん(笑)という感じ。

 

夢うつつとラムネの話。
まどろみの中溶けていくような、話の流れも口の中に入れたラムネみたいな印象。
幼い少女の頭の中はかわいらしかった。
ちょっと登場人物の誰が誰かがわかりにくかったのが残念。

 

思い出の駄菓子屋の過去と現在の物語。
ちっちゃいところに対比があって楽しかった。
駄菓子屋がなくなっているという悲しい落ちを想像したのでよかったです。
糸引き飴なつかしい。

 

人気者の女の子とそれに捕まった男の子の話。
「ただただ男のおもちゃにされ、
スナック菓子のような感覚で簡単に消費されていく」
この文章好きです。
私はうまいことお菓子を使ってるな、と思いました。

 

太った年上女と年下男カップルの話。
「階段腹」とお菓子の組み合わせが秀逸。
いい感じに落ちてくれました。
ところで、いつも階段腹とお菓子で遊んでるんですかね、
部屋汚れそうと思ったことは内緒。

 

女性が苦手な男のバレンタインの話。
ちょっとマジですか、そのオチ!と思いました。主人公かわいそうすぎる。
過去を振り返る流れだったので、なんらかの救いがあるかと思ったら、
そうでもなかったのが残念です。

 

近未来なお菓子の話。
人工知能とかフードテクノロジーとかどこかで見たことあるワードがいろいろ。
でも、PAIと主人公のほんわかした空気が素敵だった。
やっぱりお菓子は本物がおいしいと思う。

 

チョコスフレを作りながら、繰り広げられる倦怠期入りかけのカップルの一コマ。
食べ頃をすぎたスフレみたいに萎んでいきそうな未来を想像するラストでした。
なんとなく雰囲気に新潮文庫的な硬さを感じる。
スフレ食べたくなったけど、作るの面倒くさそうだと思った作品(笑)

 

 こんな家庭もあるんだろうなぁ、な親子の話。
出だしのビスケットの歌の明るさから先を想像したら、
正反対にしんみりする系のお話でした(ぐすん)
親視点、子視点が入れ替わるのが面白かったです。

 

珍しいお菓子を探しに上野動物園に繰り出す三人の学生(?)の話。
主人公が女の子二人に振り回される 話とも言える。
文字数リミットのせいか、最後ぶった切られた感。
普通に長編で読めそうな設定だった。もったいない。

 

夜の街で出会ったガムを噛み続ける少女と主人公。
吐き出されたガムの 切なさを噛みしめる感じの話。
ガムは大事なキーワードなんだけど、
それに物語の本筋が引きずられすぎてないとこが好き。
これからガム食べるたびに悲しい気持ちになりそう(笑)

 

総括

お題は「お菓子」だったのですが、解釈いろいろで楽しかったです。
お菓子にはどうも家族でわいわいなイメージがあるのか、
家族ネタが多かったような気がする。

個人的には季節ネタバレンタインがお題に来ると思ったので、
恋愛小説じゃないバレンタインをネタにしようと考えていて、
いい意味で裏切られました。
あ、間に合わなかったのは、裏切られたせいではございません(念のため)

個人的ランキングは、

  1. お腹に落し物
  2. 甘やかな蜘蛛の糸

です。
選択基準は、単純にネタの好みです。
主催者様の宣伝小説も個人的には好きです。

次回は余裕を持った執筆で参加したいところ。

※とりまとめへの掲載ありがとうございました。(id:zeromoon0)

 

 

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