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夢を追いかけ続けることのすばらしさ──『天地明察』冲方丁

ネタはあるけれど、大してピンとこなかったので、
久々に今週のお題に乗っかてみました。

今週のお題「選んでよかったもの」ってことで、選んでよかった本の話。

天地明察

天地明察

 

冲方丁さんは、元々、ラノベで好きになって、そのファンタジーな世界観に見せられた口なので、時代小説いかがなもんか、と思いつつ手に取りました。
発売当初は気になりつつも購入せず、なんとなく本屋をうろついていて、そう言えば、売ってるかな?と思った時にちょうど売ってたのでついつい買ってしまった覚えがあります。
すぐに文庫版が発売されて涙目だったのも記憶に新しい(笑)

さて、内容はというと、時は徳川の時代、碁打ちの家で育った渋川春海は、囲碁を打ちながらも、大好きな算術がやめられない。
そんな彼に江戸の大プロジェクト、日本独自の太陰暦の作成の命が下る。
多くの人々の夢を引き継ぎながら、彼はやがて大いなる業績を残す。

そんな夢を追いかけ続けた男の物語です。
いや、夢を忘れかけた大人であれば、男女問わず読んで欲しい。
おかげで完全に忘れ去ろうとしていた夢を、私も思い出しました。
今はまだ全然そこに力を注げてないけれど、
どうしても諦めきれない夢に成長しました。
ありがたいことに、老体になっても叶えられる夢なので、
死ぬまでに叶えてみせます。

というわけで、私の夢に対するターニングポイントの1つになってくれたので、本当に選んでよかった一冊でした。
映画もそのうちみたいかも。

天地明察(上) (角川文庫)

天地明察(上) (角川文庫)

 
天地明察(下) (角川文庫)

天地明察(下) (角川文庫)

 
天地明察 [DVD]

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