楽あれば苦ありだから人生は楽しい?
みなさま、人生楽しいですか? 幸せですか? 不幸なんて微塵もありませんか?
まぁ、どう考えても、【微塵も】不幸がない人なんていないと思うのですが、実際にそうなれたらどうですか。
完璧に幸せな世界は、本当に幸せか、というのが今回のテーマでございます(我ながら、重いわ……)
事の発端はこちらのノベルを読んだことでございます。
- 作者: 入江君人,茨乃
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2013/07/20
- メディア: 文庫
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シリーズ最新刊。ライトノベルながら、中々重厚なテーマで、ずっと続きを心待ちにしてました。
世界観が結構こってるので、まずはそこから。
世界観:
神様は月曜日に世界を作り、そして、日曜日に世界を見捨てた。
人は死ななくなり、生まれなくなった。
死者たちは荒野をさまよい、死者を葬るために「墓守」が生まれた。
主人公のアイは、墓守と人間のハーフ。世界を救うために、ハプニングだらけの旅に出る。
いわゆるセカイ系ノベル、と言っていいのかな。終末の世界系。
で、今回のお話は、願いをなんでも叶えてしまう魔女の娘が登場。
まさかの生き返りたい!すら叶えるトンデモ設定。
しかも、万能すぎて死なない。
ホント、トンデモナイわー(;´∀`)
主人公のアイにも、魔女の子はもちろん、幸せになるための願いを聞きます。
でも、彼女は何も願わない。願うのは、少女に早く眠って欲しい、とだけ。
きっと、これまでの長い旅が彼女に願うことをやめさせたのだと思います。
「(略)私は幸せになりたいからって、不幸や悲しみに、消えて欲しいとは、思わないのです」
作中のアイの言葉。不幸や悲しみは確かに苦しい。でも、それがあるから喜びは倍増するし、幸せに向かって努力しようと思える。
不幸も悲しみも全部、自分の一部だから、それを切り取ることなんてできない。
全部望み通りなら、この先を生きる意味なんてないんじゃないかな、と極論、思うわけですよ。
楽あれば苦あり、苦あれば楽あり
だから、人生前に進んで頑張ろう。グッと決意できた一冊でした。
余談ですが、現在、このシリーズ深夜にアニメやってます。ラノベレーベルから角川文庫に新装版出してます。盛り上がってます。
正直、世界観がファンタジックですが、テーマは非常に哲学的です。
今作も、上で書いた以外にも考えされられることがありました。
ぜひとも、多くの方に読んでいただきたい、見ていただきたい作品です。
さらに余談。
当ブログ。ブログタイトル変えました。それから、今日から毎日更新にシフトチェンジしようと思います。
毎日、私がイイネと思った記事やら、ニュースやら、出来事をご紹介していこうと思います。
まぁ、私が毎日書きやすいようにカテゴライズしただけで、内容はきっと今までと変わりございませんので、あしからず(笑)